ドラクエ6が教えてくれたブログの魅力
ブログを始めたきっかけの一つにこのブログのドラクエ6に関する記事を読んだことが挙げられます。
「ドラクエ6」が本当に目指したもの(1)バーバラと竜: かのろぐ(Kanohlogue)
ドラクエ6とは、有名なあのドラゴンクエスト作品のナンバリング6作目です。
ドラゴンクエストモンスターズに出てくるテリーが出演した作品です。
なおドラクエ最後のスーファミ作品でもあります。
私は、ドラクエ作品の中で6が一番好きです。
しかし、世間では6の評価がとても低いのです。
確かに、転職システムがあることで戦闘面では各キャラクターが同じような技を使えるようになってしまい、個性がなくなった。そして簡単になった。
という評価には納得できます。
ムドーの印象が強すぎて、その後が蛇足になってしまっている。
という感想もわからなくはありません。
ただ、ストーリーが面白くないという意見も多くあるのです。
私は、6のストーリーが結構好きだったので、この意見はよくわかりませんでした。
そして、私の意見と世間の意見のギャップを埋めてくれたのが、先ほどのブログの記事でした。
ブログの作者曰く、わからないようにしていることが6の骨子というわけです。
6の中心的なストーリーをあえて散らし、伏線を明確に回収しないことが6の挑戦であり、魅力であるというのです。
私は、このような作品の解釈に対して、素直に感動してしまいました。
他の人の作品をここまで咀嚼して自分の意見を付けて文章にすることができるということに尊敬を感じまます。
私が6を好きだったのは、完全にストーリーを理解していたからではありません。
ブログを読んで気付きましたが、私が6のストーリーを面白いと感じることができたのは、ゲームと同時進行で読んでいたゲームブックの存在でした。
ゲームブックは小説のようなもので、ゲームの6のストーリーをコンパクトにまとめ行間をうまく補ってくれていました。
だから、正確には私が好きだったのは「ゲームとしてのドラクエ6」ではなく、「ゲームブックの6」というわけです。
私は、物語のヒントをもらうことで話の筋を理解することができ面白いと感じることができたわけです。
(ゲームブックの話も、かのろぐ内の考察ほどは深く解説はしてませんが)
インターネットってすごい
このブログを読んだときにようやくインターネットの偉大さが少し理解できました。
たとえば、私が先ほどのブログ記事のようにドラクエ6のストーリーを素敵に分析できたとしても、他人に知ってもらう機会なんてそうそうありません。
せいぜい友達に話すくらいでしょうか。
普通の生活の中で、長々と作品について講釈を述べる機会なんてありません。
し、聞いてくれる相手もせいぜい数人です。
でもインターネットなら、ブログならもしかしたら多くの人に見てもらえる可能性があります。
インターネットが興味をおなじくする人達に、自分の考えを手軽に発信できる機会をくれるのです。
インターネットがメディアをみなされる理由が、かのろぐを読んだことで実感できました。
ブログをを書いてみて思ったのは
話題を作るのも難しい。
自分の考えをうまく表現するのがむずかしい。
という文章を書くのはやっぱり難しいという当たり前のことでした。
いつかは、納得のいく記事を書いてみたいものです。 で、ブログを始めてよかったなと思いたいものです。